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ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記

FAXじゃダメ? 実績報告ですれ違い

親が認知症になったら、うまく介護できるかな―。ケアマネだって、所詮は人の子。将来の介護に不安を抱えている方も多いのでは?首都圏で暮らすCMOライター・みいみさんが、親の遠距離介護で得た気づきや視点を、ちょっぴりユーモラスにつづった社会派介護エッセーです。

  • みいみ…私
  • 両親…紫綬褒章同等の勲章を持つ父はプライド高め。アルツハイマーと脳血管型混合の認知症を抱える。認知症はないが、過干渉で面倒な性格の母。地方の過疎の町、“ダンジョン”だらけの古民家で二人暮らし。

「こんにちは。あー、今日はいらした!」。やって来たのは、実績をお持ちの事業者さんでした。

「いつもありがとうございます。本当に、いつも留守にしているのに来てくださってすみません…」とお詫びすると、「ああ、いいですよ、そういうケアマネさん多いですから」と事業者さん。「皆さんFAXなので、FAXでもいいですよ」と私―。

このようなやりとりも、もう何回目でしょう?FAXなら確実に届くし、今やスマホからでも送信内容を確認できるので、実はこちらも大助かりなのです。

郵送だと、切手代だってばかにならないし、なにより、書類を印刷して封筒に名前書いてのりで封をして…その手間、本当に必要ですか?それに、いつ先様に着くかもわからないし、切手代が足りているかも心配。

本当ならメールでやりとりしたいところですが、データが重かったり、パスワードの設定に手間取ったりするだろうし…。5年ほど前まで、大手でケアマネをしていた時には、私も同僚も、ご家族とメールでやりとりしていました。確かに、いろいろとトラブルもありましたね。

現在は、ご家族とLINEやショートメールでやりとりしていても、大した問題は発生しません。パソコンのメールの場合、ご家族が既読後に返信するのを忘れたり、逆にこちらが気付くのが遅くなったりすることがあるぐらいでしょうか。

一方で、電話でしかやりとりしない主義の事業者さんもいます。以前働いていた会社もそうでしたが、「相手に言質を取られたくない」という理由からです。

相手がその時、何をしているか気にも掛けず、「自分はちゃんと言った。理解したかどうかは相手の責任」。自分がミスをしたくないだけなのでしょうけれども、それで相手のミスを誘っても構わないのでしょうか?

電話が鳴っている時、サービス担当者会議中だったり、病院で認定調査中だったりすると、何度も何度も出るまで掛かってきて、話をすると、FAXでも全く事足りる内容、なんてこともあります。

「情報連携の目的は、相手が確実に情報を受け取り、それを理解できること」―。最近読んだ記事の中で、強く印象に残っている言葉です。

電話受付サービスを入れるべきか、はたまた事務員を入れるべきか―。個人情報保護もあるので、悩ましいところです。

実は、もう何年も前から、国や自治体は介護に関する情報連携ツールを整備しています。とても素敵なツールばかりなのに、「言質を取られたくない」方々と足並みがそろわないせいでしょうか、一向に使えるようになりません。徐々にネットでのやりとりも増え、記入や添付の手間は減ってきましたが…。

個人情報を厳重に管理した上で、データ共有や意見のやりとり、あわよくば、支援経過もアセスメントもプランも皆、一元化される。事業者はより多くの利用を見込み、利用者さんは偏った介護を受けることもない―。そんな日はやって来ないのでしょうか?

みいみ
50代、首都圏在住。リケジョ後、子育てに専念。シンママとなり、2003年から介護職。ケアマネ歴4年。

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