ケアマネジャー(ケアマネ、ケアマネージャー)・介護支援専門員の業務を支援するケアマネジメントオンラインケアマネジャー(ケアマネ、ケアマネージャー)・介護支援専門員の業務を支援するケアマネジメントオンライン

ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記

コロナ禍で1人事業所立ち上げました!

親が認知症になったら、うまく介護できるかな―。ケアマネだって、所詮は人の子。将来の介護に不安を抱えている方も多いのでは?首都圏で暮らすCMOライター・みいみさんが、親の遠距離介護で得た気づきや視点を、ちょっぴりユーモラスにつづった社会派介護エッセーです。

  • みいみ…私
  • 両親…紫綬褒章同等の勲章を持つ父はプライド高め。アルツハイマーと脳血管型混合の認知症を抱える。認知症はないが、過干渉で面倒な性格の母。地方の過疎の町、“ダンジョン”だらけの古民家で二人暮らし。

お久しぶりです。相変わらず、新型コロナの影響で帰省はかなわず、入所中の父の様子は、母からそれとなく聞き取るのみ。4月ごろから、郷里の施設でもクラスターがぼちぼち出ていて、「父の施設は大丈夫かしら?」と考えるたびに、身震いする日々を過ごしてきました。

でも、ワクチンの接種率が上がれば、少しは感染のリスクも減って、帰省できるようになるでしょう。それが未来への一筋の光明です。早く、父母と一緒に郷里の美味しい物をいっぱい食べたい!

※ちなみに郷里では、皆、個別接種のようです。薬局さんが頑張って、各医院に時間指定で緻密に配送しておられるんでしょう。ありがたいことです。

実は昨年末、1人ケアマネ事業所を立ち上げました。心配性の母には事前に相談できず、初めて国保連から入金があった後に、ようやく話すことができました。

「主任を取って、資金をためる時間は残っていない」

7年前に思い立って介護支援専門員の資格を取った時から、漠然と「いつか1人で」と考えてはいました。

背中を押してくれたのが、2018年度の介護報酬改定です。居宅介護支援事業所の管理者を主任介護支援専門員とする管理者要件が決定した時、「よしっ!私も主任介護支援専門員になる!」と思い立ち、「資金をためて、主任を取って、自宅の一部屋でやろう!」と心に決めました。

でも、いつものんきな私の、漠然とした目標です。その後、資金は一向にたまりませんでした(苦笑)。

大体、介護業界で長く働いて収入が限られている上、夫との離婚や子どもの結婚、さらには遠距離介護で自宅と郷里を行き来する怒涛のライフステージの中、一体、どうやって資金をためることができるのでしょう?

きっちり計算したら、おのずと諦める―。心の片隅では、そう無意識にわかっていたのです。

こうした中、昨年、上司が思わぬ言葉を投げかけてきました。

「主任を取っても、メリット無いんじゃない?」
「数カ月も研修に通って、大変な思いをする必要ある?」
「管理者要件の猶予期間が終わるころには、あなた、定年でしょう?」

後ろから突然どつかれた様な気がしました。これから主任を取り、資金をためてから事業所を立ち上げる時間は、もはや私には残されていない―。この時のショックで、やっと真剣に頭が回り始め、半年間、ぐるぐると考えました。

長年のヘルパーの仕事で、すっかり体を壊してからケアマネの資格を取り、何とか余裕が出てきたところで、わざわざリスクを冒すべきなのだろうか―。

最終的な私の試算では、「注意深く進めれば、今の会社を定年まで勤めるのとリスクは同じ」。それならやってみよう!互助・共助による持続可能なサイクルを構築し、障がいや疾病があっても、できる限りライフワークを継続できる、そんな共生型の何かが、かけら一つでも残せたらいい。ようやく重い腰を上げました。

感謝に満ちた幸せな経験、「ピンチはチャンス」

それからの1年間は、会社の設立、事業所の指定申請、税金や通信費といった経費の支払いなどなど、予想以上のさまざまな課題にぶつかり、そのたびに、いろいろな方々に救っていただきながら、何とか今、存続できています。本当に感謝に満ちた、幸せな経験でした。まさに「ピンチはチャンス」ですね。

これから、立ち上げにどんな問題があり、どうクリアできたかを細かく、それから、1人事業所が生産性を上げる上で障壁となっている要因なども、ぜひ書いていけたらと考えています。

さて、話は変わりますが、先日、改定後初となる4月の国保連への請求を終えました。

「うーん、1円合わない…。あっ、ここの(III)が(II)なのね」―。加算が増えることで、まさかこんなにチェックに時間を取られるとは思いませんでした。

国全体では大金が動くのでしょうが、事業所単体の収入としてはどうでしょうか。デイやショートなどから、「加算が変わりました」「申し訳ありません。やっぱり算定から漏れました」といった連絡が入ると、その連絡の手間やコストで、かえって減収になるような気がして、とてもお気の毒に思います。

なので、事業所の方からそんな電話がかかって来た日には、とにかく少しでも早く切って差し上げるようにしています。「やだ、このケアマネ、すっごく素っ気ないわ」と思われていますね、きっと。

みいみ
50代、首都圏在住。リケジョ後、子育てに専念。シンママとなり、2003年から介護職。ケアマネ歴4年。

スキルアップにつながる!おすすめ記事

このカテゴリの他の記事

ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記の記事一覧へ

ケアマネジメント・オンライン おすすめ情報

介護関連商品・サービスのご案内

ログインしてください

無料会員登録はこちら

ログインできない方

広告掲載・マーケティング支援に
関するお問い合わせ