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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

ケアマネは見た!

訪問を忘れて徘徊する独居で認知症の利用者

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

相談者:50歳代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:80歳代女性。認知症あり。老衰などで要介護1。排泄や食事は自立しているが、入浴は介助が必要。糖尿病も併発している。杖があれば外出もできる。独居で生活保護を受けている。
利用者の長女:50歳代女性。隣県に住んでいて週に1回ほど様子を見に来る。入浴などを介助するが、自分の家庭もあり、積極的に母の介護に関わるのは難しい。
◆サービス利用状況
福祉用具(杖)

認知症でいろいろなことを忘れてしまう利用者に困っています。

足腰はしっかりしている上、一見、認知症はないような振る舞いもするので、長い時間、外出することも多いのですが、どこに行ったか、何をしてきたのかは、ほとんど覚えていません。

特に困っているのは、訪問介護のサービス提供日を忘れてしまうこと。そのため、今はサービス提供ができない状態です。また、薬の飲み忘れや飲み過ぎ、食事量が適切にとれないなどの原因で、糖尿病も悪化しています。さらに、認知症による被害妄想や介護拒否もあり、糖尿病治療のための内科への入院も難しい状況です。

このままでは、生活を保つどころか、命を守ることにすら不安を感じます。アドバイスをお願いいたします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

いつ、どのくらいの頻度で出かけてしまうのかわかりませんが、家にほぼ確実にいる時間がわかれば、その時間に訪問介護や訪問看護を組み込む工夫をしてみましょう。

送迎の時間に家にいるようなら、デイサービスに定期的に通ってもらい、生活のリズムを取り戻してもらうとより良いと思います。

地域内に小規模多機能型居宅介護があるなら、その利用も検討してみてください。

それでも対応が難しい上、本人の状況や生活環境が悪化するようであれば、地域ケア会議にかけ、対応策を考えることも視野に入れましょう。

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