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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

ケアマネは見た!

激しすぎる経済的虐待、利用料金まで延滞!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

相談者:30歳代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:80歳代女性。加齢に伴う筋力低下などで要介護1、認知症はなし。排泄・食事は自立。入浴、外出には支援が必要。聴力が衰えており、電話での応対が難しい。夫とは死別。
利用者の孫:10歳代男性。大学通学のために利用者宅で下宿中。休日には利用者の買い物や掃除を手伝ったり、電話の応対をしたりしている。日中は主に大学にいる。
利用者の息子:50歳代男性。利用者と同居している孫の実父。隣の県に住んでおり、ほとんど実家には帰らない。
◆サービス利用状況
福祉用具貸与(杖)、通所介護(週2回)

孫が利用者の年金を激しく使い込み、困っています。

この孫、大学に通うために利用者と同居しています。足腰が衰えた利用者のために買い物や掃除を手伝ったり、耳が遠い利用者の代わりに電話の対応をしたりと、優しいところもあるのですが、利用者が年金の引き落としやサービスの利用料金の支払いまでお願いするようになったあたりから様子がおかしくなりました。

サービスの利用料金の支払いが滞るようになったのです。それどころか電話料金や電気料金の支払いまで滞っている様子で、先月はついに電気が止められてしまいました。孫が引き出した年金を使い込んでいることは、ほぼ間違いありません。

その点、利用者もよくわかっているのですが、それでも「まあ…。あの子がいることで助かっていることもあるしねぇ」と、対応をためらっています。それならばと孫の父親、つまり、利用者の息子さんに伝えようとしたのですが、「それはやめて!あの二人は、今、とても仲が悪いから…。孫が家を出て一人暮らしするかどうかでもめたのよ。息子は学費だけは出しているけど、生活費は一切仕送りしていないし」とのこと。

とはいえ、このままでは必要なサービスはおろか、利用者の生活も成り立たなくなります。どうしたらいいでしょうか。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

この状況を放置すると、今あるサービスも使えなくなります。

まず孫に対し、支払いが滞っていることで、サービス利用の継続が難しくなりつつあることや、緊急時の対応が難しくなることなどを、きちんと説明しましょう。そして、サービスの利用料金などは、毎月、必ず確保してほしいことを伝えましょう。

孫と話すのは、利用者でもいいですし、利用者の了解を得た上でケアマネさんが話してもいいです。その点は、利用者の反応を見て判断しましょう。

それでも状況が改善しない場合は、利用者に相談し、改めて息子さんに伝えて対応を促すことも検討しましょう。また、利用料金の支払いが滞らないよう、各事業者と話し合い、支払い方法を変更することもあり得ます。

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