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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

ケアマネは見た!

※この記事は 2019年6月18日 に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

家族の仲が悪すぎてプランが整えにくい!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

相談者:50歳代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:80歳代男性、老衰による体力の衰えなどで要介護2。食事や排せつは自立しているが、入浴は介助が必要。認知機能も衰えてきている。
利用者の妻:Aさん。60歳代。自立しており、家事などを一手に引き受ける。10年ほど前、利用者が再婚した相手。
利用者の長女:50歳代。自立。実家の隣町に住んでいる。父の後妻との仲が極めて悪い。
◆サービス利用状況
ヘルパーによる入浴介助(週2回、今は中止中)、福祉用具貸与(歩行を補助するための杖、介護用ベッド)

利用者の奥様と子(長女)の仲が悪く、ケアプランを思うように立てられません。

普段、利用者と生活しているのは奥様ですから、ケアプランを立てる際も二人の意見を聞いて組み上げます。ところが、後で長女がケアプランの内容を問題視し、変更を迫ることが多いのです。

先日も利用者の入浴介助のため、ホームヘルパーを週に2回程度入れることをプランに組み込んだのですが、「Aさん(利用者の奥様のこと)がいるのに、なんでそんなサービスを使っているの?まさかAさんが楽をしたいから?」などとまくしたて、結局、利用を取りやめさせてしまいました。利用者も利用者の奥様も、どこか負い目があるのか、長女に強く言われると反論できずに黙ってしまうのです。

このままでは、利用者が安心してサービスを使うこともできませんし、奥様も心身を休めることができません。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

家族の仲が悪いのはやっかいですね。少し手間ですが、ケアプランを完全に組み上げる前に、娘さんにも話を通し、理解を得るようにしましょう。その際のポイントはサービスを付けるのはAさんのためでなく、お父さんのためであることを強調すること。例えば「お父さんの認知機能を保つためにも、デイサービスを使ってみませんか?」といった説明が考えられます。逆に奥様のレスパイトの必要性を持ち出すのは避けた方がいいでしょう。また、娘さんに話をする際には、利用者や奥様を交えず、1対1で話をするのもよいかもしれません。

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