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“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題

“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題

居宅も義務化、話題のBCPに物申す!

「介護のつらさを笑いに変える」でおなじみ、“ケアマネ芸人”ノン老いる小林です!

今回は、今話題の「BCP」について言いたい放題。

BCP(ビー・シー・ピー)とは、「Baumkuchen Chocolate Pudding」の頭文字を取ったもので、バームクーヘン、チョコレート、プリンと、ケアマネさんに人気のスイーツトップ3です!

嘘です。トップ3ではありません…って、お~いっ!そこじゃない!!

すみません…取り乱しました。

では真面目に!

BCPとは、「Business Continuity Plan」の頭文字を取ったもので、日本語で「事業継続計画」と呼ばれています。緊急事態に備えた企業の防災やリスク管理の手法の一つです。

「緊急事態」とは、自然災害や新型コロナのような感染症の拡大などが該当します。要は、そういう事態が発生しても、ケアマネ業務をストップさせないよう、事前に計画を立てておきなさいってことです。

防災計画と自然災害BCPは同じ?

BCPは、2024年3月末までの作成が義務付けられていて、2020年12月には、厚生労働省老健局から、介護施設・事業所のための「業務継続ガイドライン」が出ています。

皆さん、これ読みましたか?

ガイドラインの中では、

BCP において重要な取組は、例えば、

  • 各担当者をあらかじめ決めておくこと(誰が、いつ、何をするか)
  • 連絡先をあらかじめ整理しておくこと
  • 必要な物資をあらかじめ整理、準備しておくこと
  • 上記を組織で共有すること
  • 定期的に見直し、必要に応じて研修・訓練を行うこと等が挙げられます。

…とあります。

はいはい。表にしてまとめてプリントアウトしました。連絡先も、あいうえお順と住所地順で一覧表にしてファイリングしましたよ。

ん!あれあれ???作成中に頭をよぎったんです!

これ、どこかで見たことがある。そうだ!防災計画作成の時と同じだ!

そう思っていたら、自然災害発生時のガイドラインの中に、

2-3.防災計画と自然災害 BCP の違い
防災計画を作成する主な目的は、「身体・生命の安全確保」と「物的被害の軽減」ですが、その目的は、BCP の主な目的の大前提となっています。つまり、BCP では、防災計画の目的に加えて、優先的に継続・復旧すべき重要業務を継続する、または、早期復旧することを目指しており、両方の計画には共通する部分もあり密接な関係にあります。

…との説明が出てきました。

やっぱり同じじゃん!!最後の部分で、「共通する部分もあり密接な関係にある」って言っちゃってるし。

「作成しろ」と言われれば作成しますけど…、「防災計画」と「BCP」という、題名が違う同じ書類が2部できるだけですよ!

BCP通りに行動できる?

考えてみると、最近、自然災害が多いですよね。

皆さんもご存じの通り、わが国は世界有数の地震大国です。世界で発生したマグニチュード6以上の地震のうち、約18%は日本で発生しているんだとか。将来予測として、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震のニュースもよく目にしますね。

記憶に新しいものとしては、3月16日に福島県で発生した地震です。最大震度6強を観測し、マグニチュードは7.4と推定されました。また6月19、20日には、石川県の能登地方で最大震度6弱~5強の地震が2日連続で発生しました。

大雨による水害も増えています。少し前までは「ゲリラ豪雨」という言葉をよく聞きましたが、最近では「線状降水帯」の方がよく使われるようになりました。ちょうど同じ頃から、「記録的短時間大雨情報」という言葉もテレビで聞くようになりましたね。

「記録的短時間大雨情報」は、土砂災害や浸水被害の発生に繋がる猛烈な雨量について知らせるものですが、ニュースを見ると、今年の発表回数は昨年に比べて大幅に増えているようです。災害の危険度が高くなっているんですね。

直近の状況を少し見ただけでも、これだけ自然災害が発生しているんですね。災害時もケアマネ業務をストップさせないというのは、頭では理解していますが、実際に発生した際、BCP通りに行動できるかどうか不安になってきました…。

情報収集にはやっぱりアプリ!

災害時にケアマネ業務をストップしないためには、いち早く情報を収集することが大事です。BCPで一番重要なのは、情報収集と言っても過言ではありません。

情報収集には、「やっぱりアプリが一番でしょ!」ということで、いくつかご紹介します。

地震情報の収集でお勧めしたいのが、「特務機関NERV(「ネルフ」と読みます)防災」。これは、2021年2月13日に福島県沖で最大震度6強の地震が発生した際、発生からわずか0.2秒で速報を伝えたアプリとして、メディアでも話題になりました。

幅広い情報を得るには、「NHKニュース防災」。これは、台風や̠河川の情報などを知るのに便利です。

緊急時の救命対応に備え、「MySOS」もお勧めです。このアプリには、「救援依頼」の仕組みがあり、事前登録しておくと、近くの登録者にSOSを発信できます。

今回ご紹介したアプリは、私もスマホにインストールしています。平時から備えておくと、いざという時でも安心ですね。

それから、アプリではありませんが、地震の前兆を研究している地下気象研究所の「DuMA」というサイトも面白いです。私は月に一度確認して、地域の状況を把握するようにしています。

災害時に困るのがネット環境。何かの拍子に繋がらなくなる可能性もあるでしょう。そんな時に大活躍するのが「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」。これはNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手携帯キャリア3社が、災害時に無料開放する公衆無線LANサービスです。

スマートフォンのWi-Fiのネットワーク一覧から「00000JAPAN」を選んで接続するだけで、パスワードなどの認証なしで繋がります。利用時間や回数の制限もありません。ただ、利便性を優先するため、セキュリティー対策は講じられてないので、緊急時の安否確認や情報収集での利用にとどめておきましょう。

最後に、やっぱり厚労省さんに言っておきます。

BCPを作成して、本当に役に立ちますか?

言っちゃった!!!

ノン老いる小林
1964年静岡市生まれ。大学卒業後、高校の英語教師として働いていたが、40歳という人生の節目を間近に控えた38歳の時、介護保険制度の創設を好機と捉えて転職。その後、介護施設を中心に経営支援などを行う。2013年にケアマネジャー、19年に主任ケアマネジャー取得。現在、静岡市内で居宅介護支援事業所「ケアプランはるな」を運営する株式会社はるな代表取締役。静岡県介護福祉士会監事。共著書に「これならわかる スッキリ図解 介護事故・トラブル」(翔泳社)がある。現在、YouTubeの「WARAKAI(笑う介護)チャンネル」で動画配信中。

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