元看護師。人に気を使うのがとにかく嫌いで、病棟勤務時代から上の指示に従うのが嫌で常にそのことにストレスを感じていた。
その後、介護保険創設と同時にケアマネージャーに。
身内のコネで地域の行政機関に就職。若手、ソーシャルワーカーと二人の少人数の職場。
ここからが転落の始まりだった！
都合の悪い業務、都合の悪い人間はすべて削除。
誰も監視の目がないためルールを好き放題変えてしまった。
一応結婚しているものの嫁としては務まらないため連日帰宅は21:00。
対して仕事をしているわけではなく残業のふりをしているのである。
Ｈ18年より主任ケアマネージャーとして地域包括支援センターに勤務。
地域ケア会議を主に担当。
「相談があれば大手を広げてお待ちしています！」が彼女の売り文句。
しかし、地域の誰もがかかわりを避けている。
最初のケア会議。
参加者は０名。
唖然としていた。

「人に気を使うのが嫌で、治らない。年とともに年々そうなってしまう。人に気を使うのが嫌なので人の上に立つ主任ケアマネージャーを引き受けたのに。
自分の人気がないと成り立たないとは思わなかった。
勉強さえできれば自分で勝手に決めていいポジションと確信していた。
騙された気持ちだ。損をした気持ちだ。こんなはずじゃなかった。」
と。

今日も彼女の心の闇が地域の介護を暗く覆っている。