敢えて、ケアマネの皆さんに問いたい、と思い…。

今日テレビで観ましたが、
「アンネの日記」について。
アンネ一家の隠家を密告した人物が７０年以上の時を経て特定されたそうです。

元FBIの捜査員を中心に２２人で、
AIなどを駆使して膨大な資料からたどり着いたそうです。
しかも、唯一生き延びたアンネの父親は、
その人物という確信を持っていたらしい。

密告した人物は、同じユダヤ人で「家族を守る為」
と想像される。

アンネの日記は、
CMOの会員の皆さんも多くの人が読まれていると思います。
私は、あの本を読んだ時、
歴史的な才能が奪われた事実に嘆きました。
生き延びていたら、どんな文筆家になっただろう、と。
末恐ろしさを感じました。

そして、その才能を奪った歴史的な独裁者。
彼についての本も何冊か読みましたが、
先見性においては、天才的な思想を持っていました。
その素晴らしさを最後まで使ってほしかった。
何が、彼を変えてしまったのか？
権力を掴んだから、か。

現在も、他国では権力を離そうとしない人物が沢山いますが、
彼の犯した罪は、到底許されない。
「一人を殺せば犯罪だが、数万になると英雄だ。」
そんな考え方もあるようですが、
救われるのは、その後のドイツの姿勢です。
きちんと歴史から学び、他国と争う事は無い。
歴史から学ぶ事は、極めて重要である、という見本を示してくれています。
誤解を恐れずに言えば、
そこが、我が国と少々違う。

アンネ・フランクが残したものは歴史の１ページとして後世に残るでしょう。
私もそうですが、あの本から学んだ事は語り尽くせない程あります。
人権を無視する事の恐ろしさは、
福祉の社会でも十分通用します。

あくまで、私個人の意見ですが…。