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「がん治療を支える栄養ダイアリー」を活用しよう!~基本編~

栄養補助食品、とろみ調整食品、流動食などの製品展開で、食を通したQOL(quality of life)の向上に注力してきたクリニコが、このたび「がん治療を支える栄養ダイアリー」を作成しました。がん患者さんの栄養療法をサポートする本冊子の内容やメリットをご紹介します。

体重や食欲の変化を「見える化」できる一冊

がん治療を支える栄養ダイアリー
がん治療を支える栄養ダイアリー

がん治療は薬の副作用や合併症を伴うケースが多く、治療に耐えられる身体を維持することが闘病の前提となります。その大きな助けになるのが栄養管理ですが、まだまだ重要性が広く伝わっておらず、正しい知識を得られる場も限られているのが現状です。

そこで、日々の体調や食事状況の記録を通して栄養管理の意識を高めていただくことを目的に作成したのが「がん治療を支える栄養ダイアリー」です。自身の体重や食欲の変化などが「見える化」されることで振り返りが容易になり、「どんな条件のときに食べられなくなる?」といった点を確認できるようになります。

1カ月分のダイアリーに加えて読み物も充実

1カ月分のダイアリーに加えて読み物も充実

本冊子には約1カ月分の「体調管理ダイアリー」が含まれており、記入を毎日の習慣にすれば、栄養管理の経時的な変化が見えてきます。直近1カ月間の体重、食事摂取量、食欲、症状、気分、活動状況を振り返って書き込むページもあり、定期的に自身の心身の状態を見直す機会にもなりそうです。

また、読み物ページが充実していることも特長です。がんと関わりの深いサルコペニアや慢性炎症といったキーワードを通して、良好な栄養状態を保つことの大切さを解説しています。Q&A形式で患者さんの悩みに答えるコラムや、栄養補助食品レシピの紹介コーナーもあり、食に関する正しい情報を分かりやすく伝えています

「使ってよかった」「簡単でよかった」の声が多数

実際に「がん治療を支える栄養ダイアリー」を使ったがん患者さんに感想を聞いたところ、「使って(とても)よかった」と回答した人は85%で、「(内容が)簡単で(とても)よかった」と回答した人は92%に上りました※。

このほか、「食べられているか確認できて目安になった体重測定が初めて習慣化した」といった前向きな声も多く寄せられています。栄養管理に不安を抱えるがん患者さんが少なくないからこそ、こうしたツールを大いに活用していただければ幸いです。

  • 栄養ダイアリーを使った感想について
    栄養ダイアリーを使った感想について 使ってよかった85%
  • 栄養ダイアリーの内容について
    栄養ダイアリーの内容について 簡単でよかった85%

※伊賀市立上野総合市民病院 白井由美子先生 調べ(2021 年)
N=13平均 年齢 64.5 歳 (男:女 /11 :2)

「がん治療を支える栄養ダイアリー」を使ってみましょう!「実践編」で使い方を詳しく解説しています。
「ダイアリー」ご請求やダウンロードもこちらから。
「栄養ダイアリー」実践編

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