弁護士からの応援寄稿「知っておきたいトラブル事例と対応策」

どうする、態度に問題がある役所職員

ケアマネジャーにとって、保険者をはじめとする行政といい関係を保つことが理想であることは論を待ちません。しかし、中には役所の担当職員がどうしようもなく横柄だったり、感情的になり取り付く島がなかったりすることも…。お役人も人の子ですから、そういうことも時にはあるかもしれませんが、一事業所としてはどう対応すればよいでしょうか。

ケース 傲慢すぎる役所職員、どう対応したら…

◆担当しているご利用者
78歳男性。加齢に伴う筋力の低下で、もともと、歩行などはおぼつかない状態であった上、県営住宅に長らく一人暮らし。身寄りもなく、引きこもりがち。昨年、民生委員からの連絡がきっかけで、認知症を発症していることが判明。日常生活を送ることが難しくなり要介護認定の申請に至る。
◆相談者
30代の女性ケアマネ

ケアマネを軽く見て、でたらめな暴言を吐く自治体職員に頭を痛めています。
私の事業所に要介護認定審査を依頼され、私が担当者となり申請しました。過去に同じ状況の方が要介護1か要介護2の判定を得ていたことから、そのくらいの判定が出るものと考えていました。介護保険課からは30日過ぎても音沙汰がなく、40日経過してようやく結果が通知されましたが…。

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外岡潤
1980年札幌生まれ。99年東京大学文科Ⅰ類入学、2005年に司法試験合格。07年弁護士登録(第二東京弁護士会)後、ブレークモア法律事務所、城山総合法律事務所を経て、09年4月法律事務所おかげさまを設立。09年8月ホームヘルパー2級取得。09年10月視覚障害者移動介護従業者(視覚ガイドヘルパー)取得。セミナー・講演などで専門的な話を分かりやすく、楽しく説明することを得意とし、特に独自の経験と論理に基づいた介護トラブルの回避に関するセミナーには定評がある。主な著書は『介護トラブル相談必携』(民事法研究会)、『介護トラブル対処法~外岡流3つの掟~』(メディカ出版)、『介護職員のためのリスクマネジメント養成講座』(レクシスネクシス・ジャパン)など。「弁護士 外岡 潤が教える介護トラブル解決チャンネル」も、運営中。

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