ケアマネだけど副業もやってみた
基礎資格を生かした副業はケアマネジメントにも良い影響をもたらします!
- 2024/10/08 09:00 配信
- ケアマネだけど副業もやってみた
-
- ハンドルネーム「ひらり」
- 介護施設の介護支援専門員
- 担当している利用者の数(施設の入居者数):44人
- 手掛けている副業:マッサージ
副業に取り組みはじめたきっかけ
副業というより、もともと20年ほど前から、マッサージ師と柔道整復師の資格を生かし、マッサージ店を開業していました。ところが6年前に交通事故に遭い、一日に何人ものお客さんをほぐすのが難しくなりました。そこで10年ほど前に取得していた介護支援専門員を生かし、施設のケアマネとして働くことにしました。
ただケアマネとして働いていても、凝った体をほぐし、お客さんから「楽になった、ありがとう!」と言われる、マッサージ師としてのやりがいを忘れることはできませんでした。また、開業していたころのお客さんから「今、どうしているの?もう、マッサージはしないの?」と言われたりしたこともあり、要望があった人に出張でマッサージすることにしました。
本業との両立のコツ
マッサージを行うのは、施設での業務がおわった後。具体的には、夜19時から23時の間です。それも、1週間に1人くらいですかね。時間は30分もしくは1時間。お客さんの要望にあわせて行っています。
マッサージとケアマネジメントを両立していることは、施設の同僚も知っています。そのせいか、施設の機能訓練指導員や現場職員との連携がスムーズです。もう一つ、介護を受ける必要がなく、一般社会で現役として活動している人と、業務を通してコミュニケーションを取れることもありがたいですね。
残念な現実ですが、介護業界には業界内でしか通じない「常識」があります。そのため、はじめて介護サービスを受ける人やその家族は、介護業界の「常識」と一般社会の「常識」のギャップに、かなり戸惑っているように見えます。その点、副業を通して一般社会と接し続けていると、2つの「常識」のギャップに戸惑う利用者や家族にも、寄り添うことができます。
この副業で私は、月に1.6万円から1.2万円を得ています。
現在の制度では、ケアマネになる人は皆、基礎資格をお持ちのはずです。せっかく持っている資格ですから、できるのであれば、基礎資格を生かした副業に取り組まれることをお勧めしたいですね。ケアマネジメントにも良い影響をもたらすでしょう。あるいは、逆に介護業界とは全く関係のない、一般社会に関わる副業を手掛けるのも、一般社会の「常識」を理解し、コミュニケーションスキルを向上させる上で有意義と思います。
スキルアップにつながる!おすすめ記事
このカテゴリの他の記事
こちらもおすすめ
ケアマネジメント・オンライン おすすめ情報
介護関連商品・サービスのご案内
ケアマネジメント・オンライン(CMO)とは
全国の現職ケアマネジャーの約半数が登録する、日本最大級のケアマネジャー向け専門情報サイトです。
ケアマネジメント・オンラインの特長
「介護保険最新情報」や「アセスメントシート」「重要事項説明書」など、ケアマネジャーの業務に直結した情報やツール、マニュアルなどを無料で提供しています。また、ケアマネジャーに関連するニュース記事や特集記事も無料で配信中。登録者同士が交流できる「掲示板」機能も充実。さらに介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の過去問題と解答、解説も掲載しています。