ケアマネジャー(ケアマネ、ケアマネージャー)・介護支援専門員の業務を支援するケアマネジメントオンラインケアマネジャー(ケアマネ、ケアマネージャー)・介護支援専門員の業務を支援するケアマネジメントオンライン

「コミュ障」でもケアマネやってます!

注文が多すぎるご家族…乗り切るコツは「長―いため息」?

さまざまな立場の人と連携が求められるケアマネジャーは、高いコミュニケーション能力が求められる立場でもあります。でも、どんなにコミュ力が高いと自負するケアマネさんでも、人と接するのがつらいと思う時はあるはず。実はコミュニケーションが苦手という、かずぴさんが日々、利用者さんや他の専門職とのやり取りに四苦八苦しながらも、現場に立ち続けるための小さな工夫をユーモラスにつづります。

苦手すぎる「制度のわかりやすい説明」-背中には滝のような汗が…

「ケアマネさんってすごいよねえ、あんなに複雑な介護保険のこと、ちゃんと把握しているんだから」。たまーに、ご利用者のご家族から、こんなことを言われることがあります。

正直、この瞬間ほど、こっぱずかしい瞬間はありません。とりあえず笑ってごまかしていますが、背中には滝のような冷や汗がダラダラと…。それこそ、すぐにでも部分痩せできそうな勢いで発汗してしまいます。

制度を把握していないわけじゃないんですよ。もし、わかんないことがあったとしても、関連する本をひっくりかえしたり、ケアマネジメント・オンラインを見まくったり、同僚を質問攻めにしたりすれば、なんとでもなりますし。

冷や汗が出てしまうのは、わかりやすく説明するのが苦手だから。特に、費用の内訳などについて詳細な説明を求められる時がしんどい。自分ではきちんとわかりやすく伝えているつもりなのですが、話せば話すほど、相手の頭上の「ハテナマーク」が、増えていく気がするのです。

ご家族が「神様」に見える瞬間とは?

そんな私ですから、説明上手なケアマネが本当に羨ましい。なんなら、その人の隣に行って「ハンカチくわえてキーッ」って、したくなるほどに。

ただ、説明スキルというやつは、いくら頑張っても、どれだけハンカチをかみしめても、なかなか身につかないですね。しょうがないので、特に質問が多そうなご家族と向き合う時には、突っ込まれそうな事柄について調べ、伝え方をシミュレーションした上で、資料を準備して訪問します。でも、それでもうまく伝わり切らないことも、よくあります(泣)。

なかには、私の下手な説明の真意を見事に汲み取って「それは、要するにこういう事ですよね」と、まとめてしまう、神様のようなご家族もいらっしゃいます。そんな方と巡り合うと、尊くって、ありがたくって、専属の制度説明係としてお雇いしたくなってしまいます。まあ、実際にはそんなお金も度胸もないんですけど。

いつの日かなりたい「蝶のように語り、蜂のように助言するケアマネ」

ご家族といえば、ごく少数ながら、注文が多すぎる方もいらっしゃいます。

例えば、デイサービスやショートステイを利用する際に「特にうちの母だけは、しっかり寄り添って、目をかけてもらえるよう、職員さんに伝えてくださいね!」とお願いしてくる方とか。あるいは「どうやら母が嫌いな人が同じ日にデイサービスを使っているみたい。母が行く日はその人を休ませてもらうとか、できないですかねえ?」と注文する方とか。

あえて強めの言葉を使うなら、2番目の要望なんかは、ほとんどモンスターレベル。無理に対応しようとすれば、別のトラブルが生じてしまいます。だから本来は「お母様を大切になさるお気持ちはすばらしいのですが、他のご利用者様も、同じようにご家族から大切にされています。それを思えば、ご要望を承ることはできません」と、お伝えすればよいのです。

でも、コミュ障の私が、オロオロとした態度と、たどたどしい口調で、そんなキツイことを伝えれば、ご家族は怒ってしまうでしょう。しょうがないので、そうした要望を受けた際には「ご要望は理解いたしました。まずは事業所のご都合も確認してみますね」と言ってその場を乗り切ります。

で、電話を切った後や訪問から帰った後、事業所内で長い、長―い、ながーーいため息を深々と、そして、みんなに聞こえるようにつきます。すると、優しい仲間たちが気づいてくれるわけですよ、「今度は何が起こったの?」と。

そうなればシメタもの!「そうなのよぅ、こんな要望を突き付けられちゃってさ、まんま事業者さんに伝えたら、『いいなりケアマネか?』って思われるじゃない!まあ、既に思われているのかもしれないけど(笑)。で、どうしようか悩んじゃってさー。どうしたらいいんだろう?」と、悩みをぶちまけつつ笑いを取り、アドバイスも求めます。

そうやって得たアドバイスのおかげで、注文が多すぎるご家族がいても、なんとか担当し続けられているのです。

そんな私の夢は「スマートに説明し、スマートに仲介や橋渡しができるケアマネ」になること。そして「自分が仲間のために、スマートなアドバイスができるようになる」こと。いつの日か、長く深いため息をつく同僚に「どうしたの?」と優しく声をかけ、「そんな時はね、●●っていえばいいのよ」と、一言で適切にアドバイスしたいですねえ。

いわば「蝶のように優雅に語り、蜂のように鋭く助言するケアマネ」。ケアマネ界のモハメド・アリをめざし、今後も精進する所存だよ、エイドリアーン!(←それは●ッキーだ…)

かずぴ
旦那さんと亀と、とある地方在住。お酒と映画と音楽をこよなく愛する50代。グループホームにて介護職と施設ケアマネを経験。その後、居宅ケアマネに。居宅ケアマネとしては6年目。

スキルアップにつながる!おすすめ記事

このカテゴリの他の記事

「コミュ障」でもケアマネやってます!の記事一覧へ

こちらもおすすめ

ケアマネジメント・オンライン おすすめ情報

介護関連商品・サービスのご案内

ログインしてください

無料会員登録はこちら

ログインできない方

広告掲載・マーケティング支援に
関するお問い合わせ

ケアマネジメント・オンライン(CMO)とは

全国の現職ケアマネジャーの約半数が登録する、日本最大級のケアマネジャー向け専門情報サイトです。

ケアマネジメント・オンラインの特長

「介護保険最新情報」や「アセスメントシート」「重要事項説明書」など、ケアマネジャーの業務に直結した情報やツール、マニュアルなどを無料で提供しています。また、ケアマネジャーに関連するニュース記事や特集記事も無料で配信中。登録者同士が交流できる「掲示板」機能も充実。さらに介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の過去問題と解答、解説も掲載しています。